126話 ニシエヒガシエ

ケータイ電話は「プライバシー」の塊だと言われるが、むしろ、「アイデンティティ」の塊ではないか




私の好きな映画評論サイトの最近更新されたコラムの一節です。就職という人生の節目を迎え、自分をしっかり持っていなければならないこの時期の私に、強く訴えかける何かを感じました。

著者の考察を私なりに要約すると、「ちょっとした事を携帯電話で写メってしまうのは、ヴィジュアル重視である現代社会の物欲やコレクター癖の類のもので、写メで"人間関係を形として所有する"ことができる携帯電話はアイデンティティそのものだ」ということです。

アイデンティティと言っても色々な意味があって分かりにくいですが、言い換えるならば「写メの対象となるものはその人にとって評価に値するものであり、独自性の現れである」でしょうか。

ところで私の携帯電話にはカメラは付いていません。盗み撮りの疑いがかけられないので安心してどこでも開けますし、たま~~にカメラあったら撮るかなぁと思う程度です。しかし、これはアイデンティティの欠如の現れかもしれません。写メに残そうと思えないことが、私自信の将来的目標の希薄さを露呈しているのです。

まぁ先日面接落ちした企業は携帯電話のICの会社でして、運命めいたものを感じるような感じないような。自身の未熟さと同時に、携帯電話依存の現代社会を痛感してしまう始末です。就活中の方は特に「自己実現」という言葉をよく聞き、よく使うのではないでしょうか。「自己実現」の為にアイデンティティは必須だと言えます。いや、アイデンティティの満たされた状態が「自己実現」なのかもしれません。

やはり気になっていたことは、ずばりこれでしょう!ちびまるこちゃんの委員長風なのは、この際いいとして、私にはアイデンティティが欠如しています。映画好きなのも、きっと他者のアイデンティティによって私自身のアイデンティティを補おうとするからで、バイト先に持ち込まれる履歴書の趣味の部分に映画鑑賞が多いのもこういうことかと納得なオナニーっぷりピカンテです。

欠如しているものは意識して身につくものではなく、重大な事件や奇跡という「種」を体験し時間という「水」を重ねなければ、とは思います。しかしそれでは、いつになるやらわかりません。やはり中途半端な精神的潔癖症候群を克服し、今すぐここから動き出そう!

決めました。今からあれを目指していこうと。



どこまでも趣味の域を越えないとしても。
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by watipikannte | 2006-04-02 03:53 | コラム
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